
BLACKPINKのソウル公演で発生した「視野ゼロ席」問題が、ファンの間で大きな波紋を広げています。
今回のBLACKPINK DEADLINE公演では、N3座席の視界が完全に遮られるなど、ステージが全く見えない席が販売されたとして苦情が殺到しました。
SNSでは、#視野ゼロ席というハッシュタグと共に、衝撃的な視界遮断席の写真が数多く投稿され、大きな議論に発展しています。
この事態を受け、視野ゼロ席の返金対応が発表されましたが、そもそもライブにおける視野制限席の基準とはどのようなものなのでしょうか。
また、韓国のコンサートにおける返金ルールや、BLACKPINK JUMPという新曲の炎上騒動、そして多くのファンが心待ちにしているBLACKPINK 2025年の東京公演の座席への影響など、気になる点は尽きません。
この記事では、これらの疑問について、一つひとつ丁寧に解説していきます。
記事のポイント
- 視野ゼロ席問題の詳しい経緯
- YGエンターテインメントの返金対応と今後の流れ
- 韓国の一般的なコンサートの座席ルール
- 2025年東京公演など今後のライブへの影響
BLACKPINK視野ゼロ席問題とは?経緯を解説

- BLACKPINK DEADLINE公演での苦情
- 問題となったN3座席からの視界
- SNSに投稿された視界遮断席の写真
- #視野ゼロ席 がSNSでトレンド入り
- 通常のライブ視野制限席との基準の違い
BLACKPINK DEADLINE公演での苦情
2024年7月に韓国・ソウルで開催されたBLACKPINKのアンコール公演〈DEADLINE〉において、一部の座席が「舞台もスクリーンも全く見えない」として、観客から苦情が殺到しました。これは、単に「見えにくい」というレベルではなく、物理的に視界が完全に遮断されていたことが原因です。
多くのファンが楽しみにしていた公演であっただけに、チケット代金を支払ったにもかかわらず、パフォーマンスを直接見る機会を奪われたファンの怒りや失望は大きく、「これは詐欺に近いのではないか」といった厳しい声が相次ぎました。この問題は、公演直後から韓国のオンラインコミュニティやSNSを中心に急速に広まり、所属事務所であるYGエンターテインメントのチケット販売方法や会場設営に対する批判へと発展していきました。
問題となったN3座席からの視界
今回の問題で特に象徴的だったのが、高尺スカイドームの3階に位置する「N3」ブロックの座席です。このエリアのチケットを購入した観客からは、「目の前が巨大な黒い幕や機材で覆われており、ステージはもちろん、メインスクリーンさえ全く見えなかった」という報告が多数上がりました。
通常、「視野制限席」として販売されるチケットは、舞台の一部が見切れてしまうことを前提に、価格が割り引かれているケースがほとんどです。しかし、今回のN3座席などは、多くが通常価格で販売されていたと見られています。そのため、観客はパフォーマンスを鑑賞できると期待して会場を訪れたにもかかわらず、ただ音を聞くだけの状態を強いられました。この期待と現実の著しい乖離が、ファンの大きな不満につながったと考えられます。
SNSに投稿された視界遮断席の写真
問題の深刻さを世に知らしめたのは、現地を訪れたファンがSNSに投稿した数々の写真や動画でした。X(旧Twitter)やInstagramには、座席から撮影した実際の視界が次々とアップロードされ、そこにはステージ方向を完全に塞ぐ黒い幕や鉄骨、大型の機材などがはっきりと写っていました。
これらの画像は、単なる伝聞ではなく、「視界がゼロである」という客観的な証拠として機能しました。言葉だけでは伝わりにくい現地の状況が一目でわかるため、投稿は瞬く間に拡散され、公演に参加しなかったファンや海外のファンにも衝撃を与えました。この視覚的なインパクトが、世論を動かし、所属事務所が対応せざるを得ない状況を作り出す大きな要因となったのです。
#視野ゼロ席 がSNSでトレンド入り
SNSでの告発が広がる中、韓国のファンを中心に「#시야제로석(シヤゼロソク)」、日本語では「#視野ゼロ席」というハッシュタグが自然発生的に使われ始めました。このハッシュタグは、同じような被害に遭った観客たちの連帯を生み出すと共に、問題の象徴的なキーワードとして機能しました。
ファンはこのハッシュタグを付けて、自身の座席からの写真を投稿したり、所属事務所への抗議の声を上げたりしました。これにより、個々の不満の声が一つの大きなうねりとなり、韓国国内の主要メディアもこの問題を取り上げる事態に発展します。ハッシュタグがトレンド入りしたことで、問題の認知度は飛躍的に高まり、単なるファン間のトラブルではなく、社会的な問題として認識されるきっかけとなりました。
通常のライブ視野制限席との基準の違い
多くのコンサートでは、「視野制限席」や「見切れ席」といったチケットが販売されることがあります。しかし、今回の「視野ゼロ席」は、これらとは一線を画すものでした。その違いを理解することが、今回の問題の本質を捉える鍵となります。
一般的に、視野制限席は「舞台や演出の一部が見えにくい可能性がある」座席として、その旨が事前に明記され、通常価格よりも安く販売されます。ファンはそれを納得した上で購入するため、大きなトラブルにはなりにくいのが実情です。一方で、今回のケースは「一部が見えにくい」のではなく「全く見えない」状態であったこと、そして多くが通常価格で販売された疑いがある点が決定的に異なります。
以下の表は、両者の違いをまとめたものです。
| 項目 | 一般的な視野制限席 | 今回の視野ゼロ席(N3など) |
|---|---|---|
| 視界 | 舞台の一部が見えづらい、または機材が視界に入る | 舞台・スクリーンが機材や幕で完全に遮断されている |
| 事前告知 | 「見えにくい」旨を明記して販売されることが多い | 「視野制限」の告知はあったものの「ゼロ」とは想定外 |
| 価格設定 | 通常席より割引された価格で販売されるのが一般的 | 通常価格、またはそれに近い価格で販売されたとの報告多数 |
| ファンの受容度 | 価格相応の条件として納得して購入するケースが多い | 「詐欺的」との批判や返金を求める声が殺到 |
このように、今回のBLACKPINKの公演で起きた問題は、業界の慣例として許容されてきた「視野制限席」の範囲を著しく逸脱していたことがわかります。
BLACKPINK視野ゼロ席の返金対応と今後の展望

- YGが発表した視野ゼロ席の返金内容
- 韓国のコンサートにおける返金ルール
- 新曲JUMPの炎上騒動も影響している?
- BLACKPINKの2025年東京公演の座席は
- BLACKPINK視野ゼロ席問題の今後の動向
YGが発表した視野ゼロ席の返金内容
ファンからの激しい批判とメディアでの報道を受け、所属事務所のYGエンターテインメントは2024年7月7日、公式に謝罪し、返金対応を行うことを発表しました。
発表によると、問題となった高尺スカイドーム公演の特定のブロック、具体的には3階のN3、N5、N6ブロックと4階の424、425ブロックの一部の座席について、チケット代金の全額を払い戻す方針が示されました。YGエンターテインメントは、「公演の演出協議および座席配置の過程で、一部座席の視界が十分に確保されていないことを事前に細かく確認できなかった」と説明し、不手際を認めています。
ただし、この発表時点では、具体的な返金手続きの方法や申請期間、対象となる座席番号の詳細などについては「後日案内する」とされており、ファンは引き続き公式からの続報を待っている状況です。迅速な謝罪と返金方針の決定は評価される一方で、手続きの透明性や円滑な実施が今後の信頼回復の鍵となります。
韓国のコンサートにおける返金ルール
今回の問題は、韓国のエンターテイメント業界における消費者保護の観点からも注目されます。韓国には「消費者紛争解決基準」という公的なガイドラインがあり、公演に関するトラブルの際の基準が定められています。
この基準によれば、「事業者の帰責事由により契約が履行されなかった場合」、消費者は契約の解除と損害賠償を請求できます。今回のケースは、告知されていた「公演の鑑賞」という契約内容が著しく履行されなかったと解釈できるため、法的な観点からも返金は妥当な措置と考えられます。
特に、公演内容が告知と著しく異なる場合、観客はチケット代金の全額返金に加え、チケット代金の10%を損害賠償として請求できるとされています。YGエンターテインメントが全額返金に応じた背景には、こうした消費者保護のルールが影響している可能性も否定できません。この一件は、韓国のコンサート市場におけるチケット販売のあり方や、観客の権利について、改めて考えるきっかけを与えたと言えるでしょう。
新曲JUMPの炎上騒動も影響している?
視野ゼロ席問題とほぼ同時期に、BLACKPINKは新曲「JUMP」をリリースしましたが、この楽曲を巡っても別の論争が巻き起こりました。作詞家の一人が過去に物議を醸す発言をしていたとされる問題や、歌詞の解釈を巡るファンの間での意見の対立などが報じられています。
これら二つの問題に直接的な因果関係はありません。しかし、ファンにとっては、事務所やアーティストに対する不信感が募る出来事が重なった形となりました。視野ゼロ席問題でチケット販売や公演運営への信頼が揺らぎ、同時に新曲を巡る論争でコミュニケーションや管理体制への疑問が浮上したのです。
このように、複数の問題が同時期に発生したことで、YGエンターテインメントの企業統治やリスク管理能力そのものに厳しい目が向けられる状況が生まれました。視野ゼロ席問題への対応だけでなく、こうした複合的なファンからの不信感にどう向き合っていくかが、今後の大きな課題です。
BLACKPINKの2025年東京公演の座席は
今回のソウルでの一件を受け、日本のファンの間で最も懸念されているのが、2025年に予定されている東京公演への影響です。現時点で具体的な日程や会場、チケット販売の詳細は発表されていませんが、ファンの不安は高まっています。
日本のコンサートプロモーターは、一般的に座席配置や視界の確認に関して慎重な傾向がありますが、今回の問題を教訓として、より厳格なチェック体制が敷かれることが期待されます。具体的には、機材などによって視界が大きく遮られる可能性のある座席は、そもそも販売しない、あるいは「完全見切れ席」として、その状況を極めて詳細に説明した上で、大幅な割引価格で販売するといった対応が考えられます。
ファンとしては、チケットを申し込む際に、公式サイトで発表される座席図や注意事項をこれまで以上に注意深く確認することが大切になります。今回の騒動が、今後の日本公演における、より公正で透明性の高いチケット販売につながることを多くのファンが望んでいます。
総括:BLACKPINK視野ゼロ席問題の今後の動向

- 2024年7月のソウル公演で舞台が全く見えない席が販売された
- 特にN3ブロックなどの座席が「視野ゼロ」だったと報告が相次いだ
- SNSでは「#視野ゼロ席」のハッシュタグと共に証拠写真が拡散
- ファンからは「詐欺に近い」との厳しい批判が殺到した
- 問題の席は一般的な「視野制限席」の範疇を大きく超えていた
- 所属事務所YGは7月7日に公式謝罪を発表
- 特定のブロックを対象にチケット代金の全額返金を表明
- 具体的な返金手続きの詳細は後日案内とされている
- 韓国の消費者保護法でも返金が妥当とされるケース
- 同時期に新曲「JUMP」に関する論争も発生
- 事務所への複合的な不信感がファンの間で高まっている
- 2025年の東京公演では座席販売に一層の注意が払われる見込み
- 日本のファンはチケット購入時の注意事項をよく確認する必要がある
- 今回の問題は今後のコンサート運営の教訓となるべき事例
- YGの今後の具体的な対応と信頼回復への取り組みが注視される














